留置場の面会室とは? 設備や雰囲気、使い方を徹底解説!

逮捕され、留置場に勾留されている家族や知人に面会をしに行く際に、面会室がどのような場所なのか、気になることと思います。

  • 「狭くて暗い部屋?」
  • 「警察官が常に監視しているの?」

など、様々な想像をされるかもしれません。

この記事では、留置場の面会室に焦点を当て、その特徴や実態を説明していきます。面会室の様子、雰囲気、利用時の注意点などを知ることで、少しでも不安や緊張が和らいで頂けたら幸いです。

留置場の面会室とは? 基本的な役割と機能

留置場の面会室は、被疑者と外部の人々が直接会話をするために設けられた場所です。

面会室の役割

  • 被疑者の心理的な負担を軽減する。
  • 被疑者と家族(または知人)が外の情報を共有する場を提供する。
  • 弁護士との打ち合わせにも利用される。

留置場の面会室:基本的な構造と配置

留置場は警察署内に設置されており、面会室もその一部です。面会室は、一般的に以下のような構造になっています。

面会室の場所

留置場の入口に近い場所に設けられていることが多いです。

面会室の構造

  • 仕切り:被疑者が逃亡しないため、かつ被疑者(または被告人)と面会者とが直接接触しないよう、仕切りがあります(主にアクリル板)。

会話方法: 仕切りを通して会話するため、顔の高さに小さな穴が複数開けてあります。

広さ:部屋の広さは警察署によって異なりますが、一般的には数人が座れる程度の広さです。

警察官の配置:面会中は、警察官が面会室内に立ち会います。ただし、弁護士との接見に警察官は立ち会いません。

面会室の雰囲気とは?

面会室の部屋そのものの雰囲気

面会室の雰囲気は、決して快適とは言えません。

  • 無味乾燥な部屋:壁や床に装飾は無く、無味乾燥な空間です。
  • 閉鎖的な空間:周囲は白く塗装されたコンクリートの壁で、中央には面会者との仕切りがあるため、開放感はなく、閉鎖的な印象を受けます。
  • 緊張感: 警察官の立ち会いがあるため、どうしても緊張感が漂います。

しかし、面会室はあくまで面会を行うための場所であり、不必要に威圧的な雰囲気はありません。

実際の体験談から学ぶ面会室の雰囲気

留置場の面会室は、どのような雰囲気なのでしょうか。実際の体験談を基に、その特徴を探ります。

ポジティブな声
  • 「面会室は静かで、意外と落ち着いて話せた」
  • 「本当は時間が来ていたのだけど、立ち合いの警察官が気を利かせてくれて少しだけ長く面会出来た」
  • 「家族と面会することが出来て元気が出た」
ネガティブな声
  • 「時間が短すぎて、話しきれなかった。」
  • 「泣いている姿を立ち合いの警察官に見られて恥ずかしかった」
  • 「弁護士接見で長く話している人がいて、面会者を待たせてしまった」
  • 「せっかく面会に来てくれたのに、取り調べがあって会えなかった」

留置場の面会室でのやり取りの流れ

面会室を利用する際の具体的な流れを見てみましょう。

面会の申し込み

  • 受付で面会の申し込みを行います。身分証や印鑑を用意しておきましょう。
  • 面会の事前予約は出来ませんが、被疑者が地検や取り調べなどでいないこともあるため、事前に留置係に問い合わせしておきましょう。

面会室への案内

  • 被疑者は留置場内の居室から面会室に移動します。
  • 面会者は別の入り口から誘導されます。

面会中のやり取り

  • 面会時間は制限されており、通常は15〜20分です。
  • 仕切り板越しに会話を交わす形となります。

面会室での注意点と禁止事項:円滑な面会のために

面会室での注意点

面会室では、以下の点に注意することで、円滑な面会を行うことができます。

  • 身分証明書の提示:面会者は必ず身分証明書を持参する必要があります。
  • 落ち着いて話す: 緊張するかもしれませんが、落ち着いて話すように心がけましょう。
  • 初めて家族(または彼女・彼氏)との面会では泣いてしまって話があまり出来ない:家族や彼女・彼氏との初めての面会は嬉しいものです。お互いが感極まり泣いてしまうことが大半です。号泣して会話にならないことも視野に入れておきましょう。
  • 事件に関する話は避ける: 事件の内容や捜査に関する話は、警察官に止められます。控えるようにしましょう。
  • 留置場内の具体的な話は避ける:留置場内の話も具体的なものは警察官に止められます。例えば、「今日お風呂に入った」くらいなら大丈夫ですが、「同室の〇〇さんとこんな話をして」とかは止められることがあります。
  • 警察官の指示に従う: 面会中は、警察官の指示に従うようにしましょう。

弁護士の接見

弁護士と被疑者の接見は、一般の面会とは異なり、警察官の立ち会いなしで行われます。接見は一般の面会室と同じ部屋で行われます。

  • 秘密の保持: 弁護士との接見時の会話については秘密が守られます。面会室での警察官の立ち会いが無く、監視カメラもありませんし、そもそも弁護士の守秘義務によって秘密が守られます。
  • 法的アドバイス: 弁護士は、接見を通じて被疑者に法的アドバイスを行うことができます。

まとめ:面会室は面会を行うための場所

留置場の面会室は、決して快適な場所ではありませんが、面会を行うための必要な場所です。この記事で紹介した情報を参考に、落ち着いて面会に臨んでください。もし、面会に関して不安なことがあれば、事前に弁護士に相談することをお勧めします。

まとめ:面会室を訪れる前に知っておくべきこと

留置場の面会室は、被疑者と外部の人々をつなぐ重要な場所です。

この記事で紹介した情報を参考に、落ち着いて面会に臨んでください。

特に、

  • 面会室の特徴や設備を事前に理解しておく。
  • 面会時間やルールを確認し、効率的に話を進める。

これらを意識するとスムーズな面会が出来ることでしょう。

もし、面会に関して不安なことがあれば、事前に弁護士に相談することをお勧めします。

この記事があなたの不安や緊張の解消に少しでも役立てたなら嬉しく思います!

面会や差し入れについて詳しく知りたいなら、こちらの記事がオススメ!