
留置場に勾留されている家族や知人のために、服を差し入れたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、
- 「何枚まで差し入れられるの?」
- 「どんな服が適しているの?」
- 「注意すべきことは?」
といった疑問があるのではないでしょうか。
この記事では、服の差し入れに関する疑問や不安について詳しく解説し、留置場生活に適した服装や差し入れ時の注意点について説明していきます。
留置場に差し入れできる服の枚数
差し入れできる枚数の上限は?
留置場内に設置されている、個々人のロッカーに入る量であれば差し入れ可能としている留置場が大半です(留置場によって規定が異なる場合はある)。
個々人のロッカーの大きさは、横40センチ×高さ90センチ×奥行き70センチ程度で、上下2段に分かれています。
万が一個人ロッカーに入りきらない時は、留置場のボックス(留置担当官が管理しているもの。貴重品や私服などが保管されている)で預かってくれます(後述しますが、差し入れた量が多い時は受け取ってもらえない場合があります)。
一度に差し入れ可能な枚数は?
明確に定めていないことが多いですが、目安として7日分としているところが多いようです。
留置場によっては3日分程度と定めているところもあるので、事前に勾留されている留置場の留置係宛に電話で問い合わせておくといいでしょう。
留置場生活に適した服装
留置場では着用できる服装に制限があります。以下のような服装が一般的です。
- スウェット上下
- フードや飾りのないシンプルなもの。プリントがあるスウェットは乾燥機でくっついてしまう可能性があるので、断られることが多い。
- Tシャツ
- 無地のもの。プリントはNGなことが多い。長袖もOK(稀にNGな留置場があるので要確認)。
- 下着
- ブリーフ、トランクス、ボクサータイプ(男性)、ジャストウエストタイプ(女性)
- 靴下
- くるぶしが見えるタイプ。要はスニーカーソックスだけOK。
留置場に差し入れする服装の枚数の目安
3〜7日分の衣服や下着を差し入れることをオススメしています。
7日分あれば毎日着替えることが可能になるメリットがありますが、反面、書籍の管理スペースが減ってしまうデメリットがあります。
3日であれば2日に1回着替えられます。7日分より着替えの頻度は減ってしまいますが、その分書籍の管理スペースが増えるメリットがあります。
次に個人的なオススメの枚数をご案内します。
オススメの枚数と組み合わせ
以下の枚数をオススメしています。
- スウェット上下:3セット
- スウェットはかさばるため、これ以上差し入れすると、書籍の保管スペースが少なくなってしまうため
- Tシャツ:7枚(または3枚)
- 下着:7枚(または3枚)
- 靴下:7足(または3枚)
一度に差し入れられる枚数に制限を設けている留置場がありますので、事前に確認してから差し入れするようにしましょう。
服の差し入れ時の注意点
- 禁止されている衣類
- ジーンズ、ジャンパー、セーター
- ジッパー付きのものやボタンのある衣類
- ポロシャツの場合、差し入れ前にボタンを取り、ボタンの穴を縫って塞げば差し入れ可能です。
- フード付きの衣類
- 伸縮性の高い素材の衣類
- 例えばヒートテックなどは差し入れできません。
- 色や柄の制限
- 基本的に無地のものが望ましい
- 派手な色や柄のものも差し入れ可能な場合が多いが、留置場内で悪目立ちするので、避けた方が無難です。
- 事前確認の重要性
- 各留置場によって規定が異なる場合があるため、必ず事前に確認することをオススメします。
留置場での服装の具体的なルール
留置場での服装には厳しい制限があります。主なルールは以下の通りです:
- スウェット上下
- フードや飾りのないシンプルなものが望ましいとされています。
- 基本的に無地のものが望ましいとされています(プリント不可。色物は許可されることがあるが、悪目立ちするのでオススメできません)。
- 色落ちするものはNG
- ポケット付きも禁止の場合あり(留置場によって取り扱いが異なります)。
- 洗濯乾燥可能タグがついているもの
- Tシャツ
- 半袖Tシャツが可能
- ロングTシャツは留置場によっては、自殺防止のため禁止される場合があります。
- 色落ちするものはNGです。
- ヒートテックなどの伸縮性の優れたものは禁止されています。
- 飾りのついたものは禁止されています。
- ポケットのついたものは留置場によっては禁止される場合があります。
- 女性の場合、白地のTシャツは不可(透けてしまうため)。差し入れる場合は、白以外の厚手Tシャツにすること。
- 下着
- 男性:ブリーフ、トランクス、ボクサータイプ
- 女性:ジャストウエストタイプのみ(ローライズ、ビキニ、Tバック、マタニティ、生理用は禁止)
- 伸縮性の高いものは禁止
- 靴下
- くるぶしが見えるタイプのみ
- ロングタイプは自殺防止のため禁止
- 極端に厚手のものは禁止
- 禁止されている衣類
- ジーンズ、ジャンパー、セーター
- ジッパー付きの衣類
- フード付きの衣類
- 金属やプラスチック製の飾りのついたもの
- 女性のみの規定
- ブラジャー不可(ワイヤー等が凶器になる可能性があるため)
- 半袖Tシャツ型のブラトップは可能
- 白地のTシャツは不可(透けてしまうため)。差し入れる場合は、必ず白以外の厚手Tシャツにすること。
- 下着はジャストウエストタイプのみ(ローライズ、ビキニ、Tバック、マタニティ、生理用は禁止)
- 女性の場合、男性よりも規定が厳しい傾向がある
これらの規則は安全管理と自殺防止のために設けられています。
留置場によって具体的な規定が異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。
まとめ
留置場への服の差し入れには、枚数制限や服装の制限があります。
基本的な取り扱いは共通していますが、留置場によって取り扱いが違う場合がありますので、事前に留置場に電話で確認してから差し入れすることをオススメします。
被留置者の快適な生活のために、本記事で取り上げた注意点を守り差し入れを行いましょう。
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