逮捕・勾留されてしまった場合、最初に身柄を拘束される場所が警察署にある留置場です。
留置場でどのような生活をしているのだろう? と不安に感じる方も多いと思います。その中でも、特に空調設備についてご心配される方が多いのではないでしょうか。
この記事では、「留置場は暑いの?寒いの?」「エアコンはあるの?」といった疑問や留置場での暑さ・寒さ対策について詳しく解説していきます。
留置場にエアコンは設置されているの? 気になる冷暖房事情
最も気になるエアコンの有無についてですが、結論から言うと、留置場では冷暖房設備が完備されています。
近年高まりつつある、被留置者の人権に配慮する観点から、冷暖房設備の設置が進んだ背景があります。
留置場での暑さ・寒さ対策の実態
エアコンはありますが、ほとんどの場合全館空調のため、個別調整ができません。そのため夏は寒すぎますし、冬は時により暑く感じることすらあります。
- 衣服での調整が必要:エアコンの温度管理ができないため、細かい温度調整は衣服の着脱で行う必要があります。
- 衣服の差し入れは必須:厚手のスウェットの上下やTシャツ(半袖・長袖)などを差し入れましょう。夏場はエアコンが効きすぎて寒く、真夏でも上下スウェットで過ごすことが多いです。ただし、ヒートテックのように伸縮性の大きなものは差し入れることができません。
- 日中は毛布や布団の貸し出しは出来ない:日中どんなに寒くても毛布や布団を借りることはできません。衣服で寒暖を調整しましょう。
- ホッカイロなどは利用できない:冬の寒いとき、ホッカイロがあったらいいな、と思うかもしれません。ですが使用不可です。衣服で調整するようにしましょう。
差し入れについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
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温度調節に関する留置場経験者の声
留置場での生活を経験した人々から聞いた実際の声を掲載します。
- 真夏なのに居室が寒くて、スウェットを2枚重ね、靴下2枚重ねで耐え忍んだ。
- スウェット上下を差し入れてもらい、とても助かった!
- 温度調整できないので、暑い・寒いがある時は、担当さんに声をかけて留置場の窓を開け、換気をしてもらい調整してもらった。
- 刑務所と違って冷暖房完備なので、辛くない。
【まとめ】
留置場にエアコンがあるかどうか、多くの人が気になるところだと思います。
昔と違い、今では全ての留置場にエアコンが完備されています。しかし、個別管理できないため、温度調整が十分とは言えない現状もあります。
本記事で紹介したような対策や工夫を知ることで、少しでも快適な留置場生活を送るためのヒントが得られたら幸いです!